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『深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール』

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール
沢木 耕太郎

評価 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります

『深夜特急〈1〉』で日本を出発し、香港・マカオを旅した沢木氏は、次の経由地としてバンコクに飛び、マレー半島を南下してシンガポールに向かいます。

その東南アジアの旅をまとめたのが、この『深夜特急〈2〉』ですが、香港・マカオ編に比べると全体の印象がややぼやけています。香港での体験が強烈だったせいか、沢木氏はバンコク、ペナン、シンガポールなど、行く先々の街でも香港の幻影を追い続け、その結果フラストレーションを感じてしまったようです。

70年代当時はともかく、現在ではマレー半島南下ルート自体がバックパッカーにとってはありふれた旅行コースになっていることもあり、読んでいると、次巻のインド文化圏に移動するまでの「つなぎ」のような印象も受けるのですが、ペナンの「娼婦の館」滞在記など、面白いエピソードもあちこちにちりばめられています。

また、旅の初期の熱狂が次第に冷め、旅暮らしにも慣れてきたところで、少しずつ内省的になり、自分の旅のあり方やこれからのことなどをポツポツと考え始める感じや、「沈没」への誘惑を振り切りながらとりあえず前に進もうとする心の葛藤がうまく表現されていて、私自身の体験と照らし合わせながら興味深く読みました。

沢木氏はシンガポールの章で、自分が旅立った本当の動機が何なのか、深く自分を見つめています。読む人がその結論についてどのように感じるのか、受けとり方は人それぞれだと思いますが、鋭い見方であることは間違いないでしょう。ちょっとカッコ良すぎるかな、という感じもしますが……。

『深夜特急〈1〉香港・マカオ』の紹介記事
『深夜特急〈3〉インド・ネパール』の紹介記事
『深夜特急〈4〉シルクロード』の紹介記事
『深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海』の紹介記事
『深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン』の紹介記事

 
本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします

at 19:39, 浪人, 本の旅〜東南アジア

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