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『本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る』

本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る
本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る
マーティン プリマー, ブライアン キング, Martin Plimmer, Brian King, 有沢 善樹

 

文庫版はこちら

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

これは世界各地で起こった、信じられないような「偶然の一致」に関する事例集です。

本書の前半は、「偶然の一致(シンクロニシティ)」に関して、それが単なる偶然にすぎないのか、それともそれ以上の「超常的」なものなのか、という古くからの議論を中心に、やや理論的な話題を紹介しています。

ごく一般の読者を意識してか、いわゆる「オカルト系」の本のようにあまり深入りはせず、イギリス人らしい皮肉もまじえつつ、予備知識として知っておくべき必要最小限の話題を網羅しています。

後半は古今東西の「偶然の一致」事例集です。イギリスの事例が中心ですが、タイタニック号の事件を予言(?)した小説の話や、リンカーンとケネディの驚くべき共通点など、有名な話を含めて様々なカテゴリーの逸話が集められていて、読み物として楽しめます。

全体を通じて肩のこらない楽しい本ですが、本格的にシンクロニシティについて理解を深めたいという人にはやや物足りないかもしれません。

それはシンクロニシティが、体験者にとって意味のある(偶然の)一致であるということとも関係するかもしれません。他者に起きたシンクロニシティの事例を読んだり聞いたりすることは楽しいし、興味をそそられることは確かですが、その「意味」の重さは、やはり当事者でないと実感できないところがあります。

そういう意味では、シンクロニシティを深く知るには、自ら体験することにまさるものはないわけです。先日紹介したフランク・ジョセフ氏の『シンクロニシティ』では、「シンクロニシティ日記」をつけるなどの方法で、自ら体験を引き寄せようという実践の方向に一歩踏み出していますが、この現象に興味のある人にとってはその方がより参考になるのではないかと思います。

もっとも、シンクロニシティの探求にのめりこみすぎると、すべての出来事に強迫的に意味を見出そうとするようになってしまう可能性も指摘されています。本書の著者がすすめるように、ほどほどに、健全な範囲内で関心を持ち続けるというバランス感覚も必要でしょう。



本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします

at 21:02, 浪人, 本の旅〜共時性

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