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コモドドラゴンにビビる

10年近く前、インドネシアのフローレス島からバリ島に向かう途中、コモド島で一泊しました。コモド島といえば、コモドオオトカゲ、別名コモドドラゴンの棲む島として有名なところです。

コモドドラゴンは肉食で、「欧米人の旅行者が食われたらしい」とか、「唾液に毒があるので噛まれただけでも危ないらしい」とか、物騒な話を聞いていましたが、せっかくの機会なのでぜひこの目で実物を見てみたいと思ったのです。

島にはツーリスト向けのバンガローが一軒だけありました。島には漁村もあるのですが、岬をまわった向こう側にあるので宿からは見えません。ビーチに立ってあたりを見回しても文明の気配はなく、恐竜のような大トカゲの棲む島にふさわしい、神々しい雰囲気に満ちています。

高床式の小屋に荷を解き、昼飯を食べようと宿のカフェに向かうと、中庭に2メートル以上はありそうなコモドドラゴンが寝そべっています。あまりにも無造作にそこにいるので、宿で飼い慣らしているのかと思いましたが、後で考えると宿の周囲には柵もないので、その辺に棲んでいるコモドドラゴンが出入り自由になっているのでした。

近くにいたツアーガイドのような若者に聞いてみると、「あれはさっき豚を食ったばかりだから安全だよ」というので、恐る恐る近づいてみました。コモドドラゴンは満腹で眠いのか、全く動く気配もなく、その場に固まったままです。

写真を撮ろうと思い、どのアングルから撮ればいいかなといろいろ歩き回っていると、ヒマだったのか、さっきの若者もやってきて、ああだこうだと撮影位置を試しているうちについ調子にのり、ドラゴンの脇に回りこみました。

突然、ドラゴンが首をもたげたので、二人ともギョッとして飛び退きました。さらにドラゴンが舌をチロチロさせながら、のしのしとこちらに向かってきたので、必死で逃げました。

かなり遠くまで走ったところで振り返ってみると、ドラゴンはまたさっきのように固まっています。まだ一枚も写真を撮っていないことに気づき、遠くから撮影しました。

もしかすると、ドラゴンとしては人間にまわりをうろうろされて、うっとうしいなあという感じで、ちょっと動いてみただけなのかもしれません。しかし、こちらとしては、ドラゴンの気持ちなど知る由もなく、命がけで逃げるしかないのです。

後日、現像した写真を見ると、コモドドラゴンは米粒のように小さく、かわいらしく写っていました。

at 20:11, 浪人, 地上の旅〜東南アジア

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