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『離島を旅する』

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

「さいはての地」という言葉には、旅好きの人はもちろんのこと、多くの人の心の隅をくすぐるものがあるような気がします。

そこには、さまざまな事情のために、都という人間社会の中心を追われた人物が、失意のうちに落ち延びていく場所という漠然としたイメージがあって、何か感傷的な気分を掻き立てるせいかもしれないし、私たちが住んでいるこの世界の端っこがどうなっているのか、行って自分の目で確かめてみたいという好奇心を呼び起こすからかもしれません。

島国日本にとっての「さいはての地」は、やはり離島といわれる島々でしょう。海外に気軽に出かけられる時代になり、アジアやアフリカの辺境を個人で旅することも可能な今、観光地としての日本の離島をめぐる状況は変化しつつあるようですが、それでも離島という言葉には、旅人の心を誘うものがあります。

本書では、日本列島の最西端の与那国島から始まって、沖縄・奄美の島々、九州近海の島々、日本海の島々と、潮の流れに従うように次第に北上しながら各地の離島を紹介していきます。日本最北の島、礼文島の後は一転して、東京の離島として伊豆から小笠原までの島々をたどっていきます。

全部で34もの島(諸島)が紹介されており、それぞれの島の地形・植生・野生動物、見どころや産業、島の人々の暮らしぶり、島の抱える問題などが、簡潔にまとめられています。

著者の向一陽氏はそのすべての島に実際に足を運んでいます。島で最も高い山に登り、人々の話を聞き、島の名産と酒を楽しんだ自らの経験をもとに書かれているので、取材期間である2003年〜2004年頃の、日本の離島の「いま」が伝わってきます。

ちなみに、本書の最後に紹介されているのは、八丈島から67キロ南に浮かぶ青ヶ島です。向氏は、人口199人のこの火山島を、「究極の離島、絶壁の上の楽園」と評しています。日本の様々な離島を紹介した上でのこの評価だけに、一体どんなところなのか、私も一度行ってみたいと思いました。


本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします

at 20:33, 浪人, 本の旅〜日本

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