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旅の名言 「動き出せば……」

「やっぱり自転車ってええなあ」
 そう思った瞬間、ぼくはつい笑ってしまった。ベッドの中でぐずぐずしていたときの気分とはえらい違いやないか……。
 景色が流れ、自分が前に進んでいると実感できた。それがたまらなく快感だった。やはり、あれこれ考えていても仕方がないのだ。とにかく動くことだ。動き出せば、おのずと力が湧いてくるのだ。そんなことさえ、こっちに来てからはしばらく忘れていた。
 ぼくは心の中でつぶやいた。
「よっしゃ、行ったろう。とことん行ったろう……」


『行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅』 石田 ゆうすけ 実業之日本社 より
この本の紹介記事

7年半かけて自転車で世界を駆け抜けた石田ゆうすけ氏の痛快な旅行記、『行かずに死ねるか!』からの引用です。

彼は学生時代に、自転車による日本一周を成し遂げていましたが、世界一周の旅に出るために会社を辞め、スタート地点のアラスカに飛んだものの、これからの長い旅への不安からか、アンカレッジで数日停滞してしまいます。

ようやく意を決して走り始め、町を出て大自然の中を走る爽快感を感じ始めたとき、自転車の旅の楽しさを改めて実感し、前に進もうという意欲が湧いてきたのです。

冒頭の引用はそのシーンからですが、これは、自転車の旅に限らず、すべての旅にもあてはまることなのではないでしょうか。

あれこれ考えていても仕方がないのだ。とにかく動くことだ。動き出せば、おのずと力が湧いてくるのだ。


行動しているときと行動していないときとでは、心のモードというか、心の働き方がはっきりと違うのでしょう。あれこれ考えるよりも、一度動き出してしまえば何とかなってしまうことが多いのは、とにかく動き出すことで、普段とは別のエネルギー・システムみたいなものが働き出すからなのだと思います。

それにしても、日本一周の実績があった石田氏にとってさえ、いざ世界一周を、となると、実際に走り出してみるまでは、ものすごい緊張と不安との戦いだったんだな、ということがよく分かります。

自転車も、走り始めのひとこぎが一番重いものです。

旅においても、旅に出ようと決意し、出発にこぎつけるまでのドタバタを含めて、この最初の苦しいモヤモヤ状態を何とか突破することができれば、新しい景色が開けてきます。

しかし、「とにかく動く」ための最初のパワーを注ぎ込み、その間の苦しさを乗り切れるかどうかは、結局、旅に対する情熱や、本人の意志の力にかかっているということなのかもしれません。

at 18:37, 浪人, 旅の名言〜旅の予感・旅立ち

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