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『世界の紛争地ジョーク集』

Kindle版はこちら

 

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

本書は、ルポライターの早坂隆氏が、世界各地の紛争地や貧困地帯で自ら収集したジョークに、各地の専門家から教えてもらったネタも加えて、国別に構成したものです。

中近東、旧ソ連と東欧の国々が中心ですが、国を持たない人々としてロマ(ジプシー)やクルド人のジョークも取り上げられているほか、少数ですがアジアの国々のジョークも収められています。

「世界の紛争地」のジョーク集ということで、政治的なネタや、かなり強烈なブラック・ジョークが多いのかと思ったのですが、日本の「吉四六(きっちょむ)さん」や「一休さんのとんち話」を思わせるような、伝統的でおおらかなジョークも多く収められていて、楽しく笑える部分もあります。

ただ、それぞれのジョークの解説を通じて各国の事情を知ると、あまり笑っていられない気分になるのも確かです。

ある意味では、こういうジョークが、悲惨な生活に耐え抜くために生まれてきたということや、早坂氏が指摘しているように、「紛争下や圧政下でジョークがさらに生まれ、発展する」ことも考え合わせると、秀逸なジョークにつられて笑うたびに、何ともいえない切なさにも襲われるのです。

今の日本も「お笑い」が席巻していますが、それはどうしてだろうと、ふと考えてしまいました。


本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします

at 18:50, 浪人, 本の旅〜ことばの世界

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独善竜, 2007/06/12 2:02 AM

私も最近、「世界の日本人ジョーク集」、「世界の反米ジョーク集」を読んだところです。
ジョークの背景説明がなかなかに丁寧ですが、少々頁を撮りすぎかとも思いました。
著者の政治的意見・解説は基本的に必要ありませんから。
とはいうものの、新書らしく気軽に手にとって、短時間で楽しめるのも確かですね。

浪人, 2007/06/12 7:41 PM

独善竜さん、コメントありがとうございました。

私は『日本人ジョーク集』と『反米ジョーク集』はまだ読んでいませんが、『世界の紛争地ジョーク集』を読んだ限りでは、確かに解説が丁寧すぎるかな、という感じはしました。

シンプルなジョークなら解説なしでも充分に笑えます。それに、解説がなければ笑えないとしたら、いいジョークとは言えません。

丁寧な解説は、ページ数を確保するための苦肉の策だったのかも……。

ただ、著者の早坂隆氏にはきっと、ジョークを紹介するだけでなく、自分が旅したさまざまな国とその人々のことを、日本人にもっと知ってもらいたいという思いもあったのだろうと思います。

ジョーク集ということで、気軽に読める本ではありますが、紛争地帯の国々を訪ね、人々からジョークを聞き取っている著者の姿を想像すると、お笑いだけでは済まされないような気がしてくるのも確かです。










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