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『ダライ・ラマに恋して』

Kindle版はこちら

 

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

この本は、「銀座で働くOLにして、有給休暇で世界をかける旅人」、たかのてるこ氏のチベット文化圏への旅行記です。

ラオス人男性との恋に破れ、失意のどん底にあった彼女は、ふと手にしたダライ・ラマ14世の著書に感銘を受け、立ち直りのきっかけをつかみます。

それ以来、「世界で一番有名な、ラブ&ピースなお坊さま」であるダライ・ラマに直接会ってみたい、という思いに取り憑かれた彼女は、TV番組の制作を口実に謁見を申し込むのですが、その許可はなかなか下りません。

たかの氏は、チベット文化が色濃く残り、「チベットよりもチベットらしい」といわれるインド北部のラダック地方を旅した後、アポなしでダラムサラに乗り込み、現地で直談判をすることにしたのですが……。

その結末がどうだったかは、この本のラストで楽しんで頂くとして、この本のメインはやはり、ラダックの中心地レーに滞在中、たかの氏が出会ったさまざまな人々との交流でしょう。

アットホームな宿の人々、チベットのシャーマン、祭りで踊りを披露する僧侶、チベット伝統医学の医者、難民キャンプで生まれた二世、そして前世を記憶する少女……。

次々に登場する現地の人々を通じて、たかの氏はチベット人の世界観や仏教の考え方を一つひとつ具体的に学んでいきます。「生きとし生けるものすべての幸せと、世界の平和」を常に祈っているというラダックの人々の日常には、仏教の教えがしっかりと浸透しており、彼らとの会話は、仏教をめぐる問答そのものです。

そんなラダックの旅は彼女にとって、まるで「仏教合宿のよう」な日々でした。

それにしても、TVの旅ドキュメンタリーの取材も兼ねていたとはいえ、心をオープンにして、チベット人の生活の中にどんどん入り込んでいく彼女の行動力はさすがだし、彼女の目を通して、ラダックの人々の生活の細かなリアリティが伝わってきます。

ただ、「ラダックで会う人、会う人が、あまりにも出来すぎている」せいか、今回のたかの氏の旅は実に平和で落ち着いた感じになっています。彼女のデビュー作、『ガンジス河でバタフライ』のようなドタバタ劇を期待して読む人にとっては、ちょっともの足りないかもしれません……。


本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします

 

 

 

JUGEMテーマ:読書

 

 

 

at 18:59, 浪人, 本の旅〜チベット

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