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『世界のシワに夢を見ろ!』

 

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

この本のタイトルにある「世界のシワ」とは、世界の辺境・僻地のことです。

著者の高野秀行氏によれば、今、世界で進行しているグローバル化(アメリカ化)とは、世界中にせっせとアイロンをかけるようなものなのだそうです。それによって、先進国と大都市を中心に、人々の暮らしが「清潔で快適でおしゃれで便利」になっていくのはいいのですが、その反面、多様な風土や文化に根差した地域の個性は失われ、世界中がのっぺりとした、メリハリのないものになりつつあります。

一方、未だにアイロンの行き届かない僻地はというと、昔からシワだらけだったものが、先進国や大都市からの「シワ寄せ」を受けて、さらにクシャクシャになっています。パリッと清潔にアイロンがけされた私たちの日常生活には収まりようのない、この世のあらゆる矛盾が押し込まれた結果、そこは今や、「山あり谷あり、病気あり内戦あり、犯罪あり非常識あり、怪獣あり野人あり」の、まさになんでもあり状態になっているのです。

しかし、そんな「世界のシワ」に強く心を惹かれ、そこに通い続ける人々もいます。

この本では、アフリカ・南米・アジアのジャングルを始めとするさまざまな「世界のシワ」に分け入ってきた自称「B級探検家」の高野氏が、これまでの旅の中で巻き込まれた数々のトラブルをユーモラスに語っています。

彼は、学生時代に探検部の仲間とアフリカへ怪獣探しに行ったことをきっかけに、探検部的(シワ好き)人生にのめり込み、辺境への冒険的な旅を繰り返してきました。

しょうもないエピソードから、命にかかわるようなシリアスな話まで、多彩なネタが笑いのツボを心得た絶妙の文章で描かれていて、大いに笑って楽しめるのですが、同時に、「未知なるもの」を求めて旅立つワクワク感や、旅のドタバタ劇を通じて自分の意外な一面を発見する面白さなど、辺境への旅のさまざまな魅力も伝わってきます。


本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします



JUGEMテーマ:読書

 

at 18:42, 浪人, 本の旅〜世界各国

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