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『分裂する未来 ― ダークサイドとの抗争』

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

この本は、ヘミシンクという音響技術を利用して変性意識状態に入り、「死後世界」を含めた意識のフロンティアを探索し続ける坂本政道氏の話題作、『死後体験』シリーズの続編です。

坂本氏は、2008年に出版社の企画で、アメリカ人のダリル・アンカ氏がチャネリングする「バシャール」という生命存在との「対談」を行ったのですが、それ以降、坂本氏はバシャールと直接コンシャス・チャネリングができるようになり、この宇宙の成り立ちや未来予測について、膨大な情報を受け取りつつあるようです。

今回も、『ラー文書』とか、「オリオン大戦」とか、耳慣れない用語がポンポン飛び出し、さらにオカルト度というか、「ぶっ飛び度」が増しているようですが、やはり注目すべきは、「2012年問題」をめぐっての、坂本氏の大幅な路線変更でしょう。

彼は前作の『2012年 目覚めよ地球人』で、2010年以降に隕石が落下する(かもしれない)という仰天の予言をしていたのですが、バシャールとの交信によって、それがネガティブな宇宙人からの影響だったらしいと考え直し、これまでの将来予測に大幅な修正を加えています。

今後、経済における激動はあるが、人間意識の変化という意味では、2012年にはゆっくりとした変化が待っている。2012年にすべてが変わるというのではない。数十年かけてポジティブな地球とネガティブな地球に分かれていく。あなたがどちらの地球を体験するかは、あなたの思考・感情・行動パターンによって決まる。

坂本氏が予言する今後の地球の詳しいシナリオについては、ネタバレにもなってしまうので、興味のある方は実際に読んでみてください。ただし、前作の隕石に比べればマイルドな内容になったとはいえ、やはり今後20〜30年の間に政治・経済・社会に激変が起こるという点で、やはり仰天の内容であることに変わりはないようです。

ところで、バシャールによれば、宇宙はパラレル・ワールドになっていて、そこには未来のあらゆるシナリオが並存しており、私たちがその中のどれを体験するかは、自分の波動(振動数)次第なのだそうです。

そして、私たちがポジティブな未来の方を体験したいのなら、恐れを基にしたネガティブな発想ではなく、喜びを基にしたポジティブな発想にしたがって、ワクワクすることをしながら生きるべきだというのです。

これは、シンプルでとても分かりやすい理屈ではあるし、その結論自体には私も共感を覚えるのですが、まあこれは、「自己啓発系」の本などを読めばどこにでも書いてあるような話だと言えなくもありません。

それに、この本の予言によれば、これから数十年かけて、地球はポジティブな人々とネガティブな人々がそれぞれ集まる別々の地球に分裂していくそうなのですが、そもそも、ポジティブとネガティブという言葉は相対的な概念、つまり、両方があって初めて意味をなすものであって、ポジティブな人間だけの世界とかネガティブな人だけの世界というものが果たして存在し得るのだろうかという気はするし、こうした世界観自体、キリスト教的な終末思想や、天国と地獄のイメージの焼き直しに過ぎないのではないかという気もします。

何か、こういう批判的なコメントをすることは、「ワクワク」からは大いに外れてしまいそうですが……。

ただ、この本に書かれた2009年の気候や株価など、バシャールから受け取ったという未来の情報については、現時点ですでに外れてしまっているものもあるので、私としては、ついついマユにツバをつけてしまうのです。

もっとも、彼らの理屈からすれば、これは私が、予言が当たらず、バシャールの言葉を信じられないネガティブなパラレルワールドに入ってしまっただけなのだと言われてしまいそうですが……。

というわけで、何だかんだとケチをつけてしまいましたが、正直に言えば、坂本氏がこうしてぶっ飛んだ作品を書き続けてくれることを、内心ではけっこう期待し、楽しんでいる私がいるのも確かです。

それに、坂本氏とバシャールの対話には、どこまで本気でどこからジョークなのかわからないような、なかなかとぼけた味わいも感じられます。

いつも書いていることながら、これをあまり深刻に受け止めず、一種のエンターテインメントとして受け止める余裕があれば、人類の壮大な宇宙的起源や、その驚きに満ちた未来を語る現代の神話として、ワクワクしながら楽しめるのではないでしょうか。

ただし、坂本氏はバシャールとのコンシャス・チャネリングによって、いつでもどこでも大量の情報を仕入れる能力を手にしています。今後、その情報が次々に出版されることになれば、本が多すぎて、私たちがついていけなくなる可能性はありますが……。

ちなみにバシャールは、坂本氏のハートを開き、ダークサイドの宇宙人から受けた影響を取り除くために、彼に「ダジャレのねたをどんどん送ることにした」そうで、坂本氏はそれ以来、おやじギャグ連発状態なのだそうです。

あなたの身の回りの人物が、急におやじギャグを連発し出したら、それは宇宙人の仕業かもしれません……。



坂本政道著 『「臨死体験」を超える死後体験1』の紹介記事
坂本政道著 『「臨死体験」を超える死後体験 4 - 2012人類大転換』の紹介記事
坂本政道著 『2012年 目覚めよ地球人 ― いよいよ始まった人類大転換の時』の紹介記事


本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします



JUGEMテーマ:読書 

at 19:11, 浪人, 本の旅〜魂の旅

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