このブログ内を検索
新しい記事
記事のカテゴリー
            
過去の記事
プロフィール
            
コメント
トラックバック
sponsored links
その他
無料ブログ作成サービス JUGEM
<< 旅の名言 「旅行は疲れるものであり……」 | main | 2009年も残りわずか >>

今年の一冊 (2009年)

今年も残すところ、あとわずかとなりました。

例によって、今年私が読んだわずかな本の中からベスト作品を選んでみたのですが、今回もまた、2009年の新刊ではありません。

しかし、デンマークの統計学者ビョルン・ロンボルグ氏によるこの労作は、マスメディアを通じて環境危機が過剰に叫ばれる昨今の状況の中で、私たちが健全なバランス感覚を取り戻すきっかけになりそうなさまざまなヒントに満ちていて、多くの方にお勧めしたい本です。
この本の紹介記事

もちろん、私たちの社会に深刻な問題が全くないわけではありませんが、その解決は、環境破壊による人類滅亡の恐怖を煽る人々や、マスコミで繰り返されるスローガンに影響され、感情的になったり「空気」に流されることによってではなく、ロンボルグ氏の言うように、私たちの社会についての正確な現状認識と冷静な判断にもとづいて行われるべきだと思います。

その点で、この本は貴重な情報源であるばかりでなく、人類社会の現状と未来について、「ちゃんとデータで裏付けられた希望」(訳者の山形浩生氏によるあとがき)をも与えてくれます。

私たちは、テクノロジーの飛躍的な発展や社会の近代化がもたらすマイナスの側面について、すでにさまざまな知識があるだけに、昔の人々のように単純にバラ色の未来を描くことはできないし、人類の行く末に対して、どうしても懐疑的にならざるを得ないのかもしれません。

ただ、その近代化のプロセスによって、私たちの暮らしがどれほど向上してきたのか、近代化がもたらしたプラスの側面の数々を、こうした本を通じて改めて概観してみるのは意味のあることだと思います。

それによって、ちょっとネガティブ・サイドに傾きすぎているかもしれない現状認識を、多少なりとも修正できるかもしれないし、私たちの祖先や親の世代がコツコツと積み重ねてきた偉大な実績に対して、改めて感謝の念も湧いてきます。

値段も高いし、かなりのボリュームで読むのにけっこう時間もかかると思いますが、読んで損はないと思います。

ほかに、今年読み返したちょっと昔の本の中では、以下の二冊も素晴らしい作品でした。

ヘルマン・ヘッセ著 『シッダールタ』
ブッダが活躍していたころのインドを舞台に、一人の真摯な求道者の波乱の生涯を描いた、シンプルで美しい作品

ライアル・ワトソン著 『未知の贈りもの』
インドネシアの小さな火山島を舞台に、不思議な能力をもつ少女の巻き起こす事件を描いたニューエイジ・ファンタジー

来年も、また素晴らしい本にめぐり合えることを期待しつつ、新たな本にチャレンジしてみたいと思います。


JUGEMテーマ:読書 

at 18:52, 浪人, 本の旅〜本と読書

comments(2), trackbacks(0)

スポンサーサイト

at 18:52, スポンサードリンク, -

-, -

comment
独善竜, 2009/12/31 12:05 AM

今年1年、面白い本をご紹介いただきありがとうございました。
紹介の著作を必ずしも・・というかほとんど目を通していないのですが、自分にとってそれなりに参考になる内容のため、厚かましくもコメントさせていただきました。
先ほどガソリン携行缶3箸曚匹鮃愼してきたのですが、自分の趣味的には旅道具であるバイクとその整備などに興味の比重が大きくなってきています。
お勧めの「環境危機」は手軽に買い辛い価格ですが、何とか一部だけでも目を通してみたいかと考えています。
来年も楽しみにしております。

浪人, 2009/12/31 5:07 PM

独善竜さん、コメントありがとうございました。

私の場合、根があまのじゃくなせいか、非常にマイナーなテーマばかりに魅かれてしまうので、読む本も紹介する本も、一部を除けば、ふつうに暮らしていく分には全く必要なさそうなものばかりになってしまいます。

それでも、何かの参考にしていただけることがあれば、とてもありがたいです。

あと、自分で言うのも何ですが、本も決して安くはないので、高い本の場合などは、まずは図書館などで探して、一度「味見」をしてみることをおすすめします。

今年もいろいろとありがとうございました。

よいお年をお迎えください。










trackback
url:トラックバック機能は終了しました。