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深い穴

先日、グアテマラの首都で道路が突然陥没し、巨大な穴が開いたというニュースがありました。



日本でも、地面の下が知らないうちに浸食されていて、突然道路が数メートル陥没したりすることはたまにあります。

今回のケースは、当初、穴の深さが20〜30メートルと報道されていて、その深さにはさすがに驚いたものの、まあ、そういうこともあるんだろうな、という感じでした。

しかし、それから数日経って、ナショナル・ジオグラフィックの記事を読んでみたら、実は穴の深さは100メートルもあったというのです。
National Geographic News 「グアテマラで大陥没:ビルを丸呑み」

唖然としました。

100メートルの穴というのは想像を絶しています。

映像で見ても、穴の底の方は光も射し込まず、真っ暗になっていて、それが一体どこまで続いているのか、外からは全くうかがい知れません。

とにかくこんな穴に落ちてしまったら、絶対に助からないでしょう。

大勢の人間が普通に暮らしている街で、こんなことがあり得るのかと思うのですが、実際にそれが起きた以上、この世界はそういうものなのだと考えるしかありません。

ちなみに、上の記事では、熱帯暴風雨アガサが引き金になって、もともと地下に形成されていた空洞の天井部分が崩落したとしていますが、別の記事では、下水管などから漏れ出した水によって浸食されたのが原因だとしています。
National Geographic News 「グアテマラの大陥没、原因は下水管?」

その記事によると、グアテマラ市の地下には、過去の火山噴火による軽石流が数百メートルも堆積しているのですが、その軽石はバラバラの状態のままで、とても浸食されやすいのだそうです。

私は地質に関しては全くの門外漢なので、それに対してコメントできる立場にはないのですが、ただ、下水管からの水漏れだけでこれほど深くて大きな空間ができるものなのか、また、こんなにきれいな丸い穴になるのだろうかという気はします。

まあ、それはともかく、この穴の下の方が一体どうなっているのか、何だかとても知りたい気分です。

かりに、この穴が最近の浸食によるものではなく、中国の「天坑」とか、ユカタン半島のセノーテみたいに、長い時間をかけて形成されたものだとしたら、この穴につながる洞窟とか、他の巨大な地下空間が見つかるかもしれません。もしかしたら、グアテマラ市の地下に、巨大な地下空間のネットワークが発見されるのではないか、などと、想像はどんどん膨らんでいきます。

今回の陥没穴は、危険だし、人々の生活には全く役に立たないので、いずれ埋められてしまうのでしょうが(だとしても相当な量の土砂が必要になりそうです)、そうなる前に、誰か好奇心旺盛で、とんでもなく勇気のある人間が、下まで降りて、地底の様子を確かめてくれそうな気がします。

そこで何が見つかるか、続報を待ちたいと思います。

それにしても、地下世界というのは目に見えないし、何がどうなっているのか、普通の人間には確かめようがないだけに、こうしたニュースをたまに聞くと、いま自分の立っている足元はどうなのか、ちょっと不安をかきたてられるものがあります。

さすがに、私がこの先、グアテマラ市に住む機会はないだろうと思いますが、もしかしてあの街が、巨大な空洞だらけのスポンジみたいな地盤の上に広がっているかもしれないと思うと、ちょっと住みたくないなという気がします……。


JUGEMテーマ:ニュース

at 18:31, 浪人, ニュースの旅

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