このブログ内を検索
新しい記事
記事のカテゴリー
            
過去の記事
プロフィール
            
コメント
トラックバック
sponsored links
その他
無料ブログ作成サービス JUGEM
<< ペルヘンティアン島の夕陽 | main | 『心と脳の正体に迫る』 >>

招待所の絶叫カラオケ

中国の雲南省を旅しているとき、宿は国営の招待所でした。建物は古く、従業員は無愛想なので、本当は泊まりたくないのですが、外国人は指定された宿にしか泊まれない規則になっているので仕方がありません。街を歩いていて、小奇麗で居心地のよさそうな民宿を見つけたとしても、涙をのんであきらめるしかないのです。

国営の招待所には、カラオケルームが設置されていることが多く、夜になるとお客の歌声がドミトリーの中まで聞こえてきます。何故かいつもフルボリュームで、ビリビリと割れた音が、まるで館内放送のように建物中に響き渡っているのです。

歌っているのはいつもオッサンで、私が聞いた限りでは、歌のうまい人はいませんでした。何故か、どのオッサンも歌うというより絶叫していて、悲鳴のような叫び声が延々と続きます。

何故いつもフルボリュームなのでしょうか? 招待所としては、「こんな楽しいことをしているんだから、あなたも是非カラオケルームにいらっしゃい」と呼びかけているのかもしれないし、客がフルボリュームにしろと、いやがる従業員に要求しているのかもしれません。

少なくとも私はそれを聞いて、一緒にカラオケをしようという気には絶対にならないのですが、もしかすると、招待所に泊まっている中国人の客の中には、その音に誘われて、「俺も大声で歌いたい!」と思う人が結構いるのかもしれません。

深夜まで続くカラオケの絶叫を毎晩のように聞いていると、慣れてしまうのか、あまり不快に感じなくなってきます。むしろやがて、中国のオッサンたちの孤独で悲しい「魂の叫び」が感じられるような気さえしてきます。私たちのような旅人には知る由もありませんが、オッサン達にも、叫びたくもなるような心の葛藤や、日々の辛い生活があるのかもしれません。「俺の叫びを聞いてくれ!」という切ない思いが、フルボリュームとなって部屋からあふれ出ているのかもしれません。

私の場合、日中は観光ポイントなどを歩き回って疲れていたので、騒音にいらだつこともあまりなく、すぐに寝入ることができました。招待所に泊まるときは、日中は動き回って夜はサッサと寝てしまうのがベストだと思います。オッサンの絶叫は、おやすみの音楽としては最悪ですが……。

at 19:40, 浪人, 地上の旅〜中国

comments(0), trackbacks(0)

スポンサーサイト

at 19:40, スポンサードリンク, -

-, -

comment









trackback
url:http://ronin.jugem.jp/trackback/67