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『運命の法則』

運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章
運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章
天外 伺朗

 

文庫版はこちら

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

この本は、AIBOの開発者としても有名な、ソニーのエンジニアである天外伺朗氏が、「運命の法則」をテーマに自らの経験を中心に語ったものです。

タイトルが『運命の法則』とあるので、占いや宗教に興味のある人が何となく手にとってしまいそうですが、内容を読む限りでは、サラリーマン生活を送っている係長か課長クラス以上の男性を読者として想定していると思われます。天外氏自身のマネジメント経験の事例や、「21世紀の企業経営」のような話題も多いので、そのあたりに興味のある人でないと、あまりピンとこないかもしれません。

天外氏はまず、シンクロニシティ(共時性)や、最近心理学の分野で研究が進められている「フロー」という状態に焦点をあてます。個人でもグループでも、何かに没頭した「フロー」状態に浸ることによって、人々は喜びを感じ、共時性を頻繁に経験し、障害が消え、まさに好運が次から次へとやってくるような状態になるというのです。

つまり、「フロー」に入りやすくすることで、好運を意図的に招き寄せることができるというのですが、そのためには「フロー」状態のカギである「内発的報酬」、すなわち各人の内部からこみ上げてくる喜びや楽しさに基づいて行動する必要があります。同時に「フロー」を阻害するような現代社会や会社組織のマイナス要因を少なくする必要もあります。

「フロー」に入りやすくなれば、宇宙の流れや運命の法則に沿った人生になると天外氏はいいます。一方で、人生における好運や不運についてさらに深く考えてみると、「人生で最も不幸な出来事と感じたことが、あとから振り返ると、最も好運な出来事だったということがあり得る(運命の法則26)」わけです。つまり、より高い見地から自分を見ることができるようになると、個々の出来事の好運・不運にこだわり、じたばたする必要がなくなってくることになります。「宇宙と運命を信頼して身をゆだねる」ことができれば、出会う人、出会う出来事のすべてに、無理なく自然に感謝の念を感じるような生き方ができるようになるというのです。

内容的には、「精神世界系」の本ではある程度おなじみのもので、それほどの新鮮味は感じませんが、自らの実体験がもとになっているので説得力があります。現代の企業社会の中で実績をあげてきたという意味で、天外氏には、精神世界だけに偏らないバランス感覚もあります。今後も氏の著作は読んでいきたいと思います。



本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします

at 20:05, 浪人, 本の旅〜魂の旅

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