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『ぼくのチベット・レッスン』

ぼくのチベット・レッスン 最新版
ぼくのチベット・レッスン 最新版
長田 幸康

評価 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください

著者の長田氏は、チベットを旅するバックパッカーの間では非常に有名な存在で、長田氏が執筆した『旅行人ノート チベット』は彼らのバイブルともいえる名作です。私もチベットを旅した時に、この『旅行人ノート』には大変お世話になりました。

長田氏のウェブサイト「I Love Tibet」も非常に充実していて、旅行関係のみならず、チベットに関する情報はひととおり網羅していて、チベットに興味のある人なら必見のサイトになっています。

『ぼくのチベット・レッスン』は、「チベット初心者」向けの本で、イラストで紹介するチベット文化、チベットをめぐる政治的問題のやさしい解説、チベット紀行、日本に住むチベット人へのインタビューなど、盛り沢山の内容です。

日本人にとって、チベットは遠い国です。今まで、日本人でチベットに関わる人といえば、チベット仏教を研究する学者、「秘境」好きのワイルドな旅行者、チベット問題に興味のある学者といったような「特殊な」人しかいませんでした。

しかし、近年チベットが旅行者に開放され、個人旅行者が直接現地に足を運ぶようになったことで、「ふつうの」人がチベットに興味を持つきっかけが増えているように思います。一度現地を旅してしまうと、そこはもう「秘境」ではなくなり、同じ人間が住む世界として、彼らの痛みに対しても他人事では済まされなくなってくるのです。

この本は、まだチベットの情報も少なかった十数年前、著者もそれほど深くチベットに関わっていない頃に書かれたものなので、本の完成度としてはいまひとつという感じがします。(ただし、私が読んだのは旧版なので、増補改訂された最新版では、記述がアップデートされているかもしれません)

しかし、長田氏が単なる旅行者にとどまらず、チベット語を学び、多くのチベット人と知り合い、チベット問題も勉強して、より深くチベットに関わっていこうとする姿勢は伝わってきます。

チベットについて予備知識がなく、チベットはどんなところか、どんな人が住んでいるのか知りたいと思う人にとっては、入門書として手頃な本だと思います。


本の評価基準

 以下の基準を目安に、私の主観で判断しています。

 ★★★★★ 座右の書として、何度も読み返したい本です
 ★★★★☆ 一度は読んでおきたい、素晴らしい本です
 ★★★☆☆ 読むだけの価値はあります
 ★★☆☆☆ よかったら暇な時に読んでみてください
 ★☆☆☆☆ 人によっては得るところがあるかも?
 ☆☆☆☆☆ ここでは紹介しないことにします


at 20:06, 浪人, 本の旅〜チベット

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